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②「瓶詰の地獄」 夢野久作

こちらは短編集。表題にもなっている通り黒いモノを詰め込んだかんじ。

短編だから読みやすいよね、だなんてあなどってはいけない!むしろ十数ページでひとつの作品が仕上がっているわけだからその中から色々なものを読み解かなければいけないから大変…

書き手がどう伝えたかったのかはわからないけれど、読み手がどう解釈しようと自由だと思うので大変って言葉を使うのはちょっと違うかな?

「事実は小説よりも奇なり」って言うけれど、少なくともわたしの日常よりは断然小説のほうが奇です。

こんなことが頻繁に(いやむしろ一生に一度であっても)現実の自分自身が直面したら困っちゃうんじゃない?と言うのが全体の感想です。

でも魔と呼ぶのにふさわしいことって魅了されるよね!魔なのにとっても美しい文章から余計に…(笑)


 



 



③「満月ケチャップライス」朱川湊人


 


家族のおはなし。家族って言っても血の繋がりは関係ないぞ、と言う心温まるおはなし。

簡単に言ってしまうとなんてありきたりなストーリーかしら…と思うかもしれないけれど、やっぱり典型的であるからこそ良いってものもあるのではないかと思います。逆に血が繋がっているけど冷めている家族というのも題材としては典型的だよね(笑)

話は戻って何が良かったかって、文中に「幸せな家っていうのは、いつもきれいなタオルと新しい卵がある家」って表現がものすごく気に入りました。こんなにわかりやすいのに自分じゃ絶対思い浮かばないであろう表現!!卵ってすぐダメになりがちだから、新しい卵を常備してあるということは、そのお家では頻繁に誰かが料理をしているってことだよ?大概は自分ひとりの為に毎日自炊するマメな人なんてなかなかいないし、週の何日かは外食や出来合いのもので済ますでしょう。そして誰かのために作った卵料理がタイトルになっている♪

そう考えたら卵なんかほっこりするよね。生卵を毎朝飲む習慣の人の話は別ですが…